Bz Trip (2017)

イタリアのものづくり、クリエイティビティについて

こんばんは。
アリタリアのストは回避され、無事にミラノへ戻って来られました。今日のミラノでのアポイントは全滅… リスケに追われましたが、よくあることです。先方も「アリタリアならば仕方ないわね」と寛大。この狂ったスケジュールを戻す作業がいちいち大変なのですが…こんなことを言っていてはイタリアでは生活出来ません。

年に4/5回の割合いでイタリアへ行き、イタリア製商品の買い付けやブランドリサーチをしています。イタリア製って… みなさんどんなイメージをお持ちですが? やはり革製品や靴産業、メンズの高級スーツ、クリエイティブなデザインの雑貨やバックは他国のヒケをとらないと思っています。特にメンズ高級製品は殆どがイタリア製。それには家内工業で引き継がれた伝統や、ものづくり産業を国が守っている背景もあります。
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シャネルやセリーヌ、ロエベ、クリスチャンルブタン等の超一流ブランドの製品を扱う工場へも行って驚いたことが。普通はメゾンのデザイナーが、デザイン依頼を持ってを工場へお願いするのが普通なのですが… 某ブランドは、工場にあるサンプルがあまりにも完成されているので、それを1000個オーダーする代わりに、そのブランドのエクスクルーシブ商品としての契約を結んだりもするのです。つまり、イタリアの工場自体にクリエイティビティがある!それを知った時は本当に驚きました。
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翻って日本のメーカーはどうでしょうか。デザイナーや企画チームの言う通りの商品を生産する。どうしても工場からの発信力がないので、自社商品のブランド価値も上がらず、値付け交渉に弱い立場になります。全く同じものを他国で作れば、人件費が安く、今は技術が上がっているためコストパフォーマンスはどうしても叶いません。

クリエイティビティがあることの価値、オリジナルな自社だけの強みがあることの価値。イタリアの工場へいく度に、強みを磨き続けること、センスや横並びでいることの無意味さを痛感します。
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こだわりを持つこと、はとても大切。そしてイタリア人にいつも感心させられるのは、そのアピール力! あの手この手で、素材の良さをアピールしたり、沢山のサンプルを作ったり、工場の人が日本まで営業に来たりととても積極的。自分たちの商品にとても誇りを持っているので、営業活動を厭わない強さも本当に見習うべきところだなと思います。

ただ人懐こくて、騒いでいるだけじゃあないんですね笑