REVIEW

大晦日ですね。最近見た映画、3本のご紹介。

おはようございます。
2016年もいよいよ最終日ですね。仕事もお休みで、大掃除をしたり読書をしたり走ったり友人とワイワイしたりと充実しています。お天気が良い日も続いていて嬉しい限り。最近、立て続けに映画を見に行っているので備忘録も兼ねてレビューを書いてみる事にしました。

その①
「ブルーに生まれついて」原題:BORN TO BE BLUE 公式サイト

チェット・ベイカーの名前を知ったのは、村上春樹の小説から。小説のタイトルが思い出せませんが、youtubeで検索して出会った音に心をぐーっと鷲掴みにされた衝撃は忘れられません。確か・・マイファニーバレンタインの歌だったかな。かすれそうな弱い声と、低音ボイス。色々とタイトルを聞いていくと、他のジャズシンガーとは異なった「切なさ」が全面に感じられる音に未だに感動しています。

切なさこそ、チェットベイカー。ドラッグに溺れ。最愛の女性に助けられ、そして彼女を得られなかった弱い心。ラストシーンの絞るような演技は鳥肌ものですー >< 主演のイーサン・ホークのファンというのもありますが、彼の歌声も披露されているのが嬉しいところ。

「I’ve never been in love before]は、名曲です。うっとり・・・。歌詞も最高。

その②
「マイルス・アヘッド マイ・ミュージックは誰にも渡さない」原題:Miles Ahead – Stick to my music 公式サイト

マイルス・デイビスはこれまた有名なJAZZプレイヤー。輝いていた日々をフォーカスするのではなく、復帰を目指そうとしていた1979年の数日の物語を描いたもの。正直、マイルスデイビスはあまりに有名なのに、曲はあまり知らなかったので・・映画を見て興味が湧きました。なぜかと言うと、音楽に復帰出来なかった空白時代に、もがき苦しみ必死に自分の「音楽・マスター」を渡さないと執念深く戦っていたから。天才ではなく、 Stick to = 固執して、自分の音楽を作り上げるしぶとさ。このGRITな視点、かっこよすぎです。

その③
「スモーク」原題:Smoke 公式サイト

この映画、正直言うと・・何度も挫折した映画でした。初めて観たのは20代の時。登場人物がバラバラと登場し、暗くアクションも無い内容に飽きてしまって最後まで見ることもなく。 けれど、この映画の評判が高いことがずっと気になっていました。オリジナルの映画自体は、1995年の製作なのでもう21年も前なんですね。

原作はアメリカの人気作家ポール・オースターの「オーギー・レンのクリスマス・ストーリー」。ポールオースター自身がこの映画の脚本を書いています。アメリカ・ブルックリンにあるタバコ屋が舞台となり、そこでの人との交流や人生模様が淡々とつづられていきます。

登場人物のそれぞれが、目の前の相手を思う気持ちの為に「小さなウソ」をついてしまいます。真実であるか、はそれほど重要なコトではない。困っている時に頼ったり、頼られたり・・連絡をくれる、悩みを打ち明けてくれる方が重要。人との距離感や、離れつつ近づきつつが絶妙で・・こんな関わり合いを楽しめる、粋な大人になりたい、なれるかなと思わせてくれる映画でした。はい、是非モノクロームで流れる最後のラストシーンは必見ですので是非。トム・ウェイツの[Innocent When you Dream]も沁みいります・・。ひたひた。