Effortless Life
Bz Trip (2017)

出張日記:Pitti Uomo に行ってきました 

ただいまミラノにいますが、先週の6/13~6/16はフィレンツェで開催されていた、メンズファッション188SS総合展に行っていました。フィレンツェ市内の「バッソ要塞」で開催される、ピッティウオモ(Pitti uomo)は、今年でなんと92回目。50年以上の歴史があり、最初の頃はピッティ宮殿で行われていたので名前の名残があります。当時はGiorgio Armani や、Gian franco ferre がファッションショーをしていたという伝統的な展示会です。

私は前職でもアパレル業だったので、当時からピッティには出張で行かせてもらっていました。退職してイタリア留学をした期間を除いても、もう10年位この展示会に顔を出していることになります笑 びっくりー!この展示会では、お客様と担当しているメーカーを回ったり、オーダーのヘルプをしたり、簡単な通訳業をしています。日本からのお客様も実はとても多く、メンズのファッションスナップの一大メッカの場所、なんです!

イタリア以外からの来場バイヤー数の国別ランキングは以下。日本はランキング2位。今まではフランスやトルコ、中国はランキング入りしていましたが、今年はちょっと鈍化した模様。

1位 ドイツ(907 buyer )
2位 日本(825 buyer )
3位 スペイン(640buyer)
4位 UK (507 buyer)
5位 オランダ (435 buyer )
以下、中国、フランス、スイス、トルコ、アメリカ、韓国、ベルギー、ロシア、オーストリア、ポルトガル、スエーデン、ギリシャ、デンマーク、ポーランド、カナダ と続きます。

ココのサイトでレポートが読めます。驚いたのは、今年のトータル来場者数30,000人という数字は、過去10年前とほぼ同じだということ。つまり、来場者は増えてはおらず、ロシアや中国からの来場者数の凸凹が毎年あるくらいで、トータル数は変わっていないということ。ピッティウオモという場所は、ファッションメーカー、ブランドが出展して次シーズンのプレゼンテーション、オーダーをする場です。その場所に集まる人達が変化の無いということは・・ちょっとこの先が心配になりますね。小規模なブティックや百貨店からの人はこれから減っていく代わりに、デジタルプラットフォームでビジネスをするバイヤーが、オンラインで大量に買い付けする時代がくるのではないか?という内容も。私もずっとピッティには行っていますが、毎年変わらないなー、新しいものってこういう展示会ではなくて、街や口コミやSNSで出てくるんじゃないのかな、大体的な発表の場よりも、小規模で何度もやるようなイベントの方が楽しいのでは?フレッシュな場って大切なのでは?と思っています。そういうイベントの方が、メーカーとお客様の距離感も近くなるので。

決して大きくは無い街フィレンツェで、年に二回のこの展示会。街のホテルは高騰し、飲食店は大混雑。しょっちゅう飛行機やバス、鉄道のストライキもあるので、一時期はミラノでの展示に切り替えようというアイデアも出ましたが、立ち消えになったようです。

(旅行者、ピッティ関係者で大混雑する、サンタ・マリア・ノヴェラ中央駅。今回もストライキ発生!幸いなことにユーロスター、イタロは動いていたとのこと)

ファッション産業、輸出業はイタリアの根幹産業の一つでもあるので、1人でも多くのバイヤー、プレスを引き付ける魅力ある展示会であってほしいものです!

(会場ディスプレイ。この日は夕方だったのであまり人はいませんでしたが、昼間は仕事の合間にお昼寝する人がたくさんでした)

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