急がない人生とカメラマンの視点

急がない人生とカメラマンの視点

毎月特に買う雑誌は決まっていないけれど、Figaro や Hapers Bazarは他の雑誌にはない情報があるので、ちょこちょこ立ち読みすることが多いです。ちなみに今発売中のFIGARO 2017/7月号はテーマ「男と女」表紙も他の雑誌と比べてスタイリッシュ且つカラフル!旅情を掻き立てられる写真や、丁寧な文章が気持ちよくて。

さて・・そんな雑誌FIGAROで見つけた写真展が気になったので、展示会に行ってきました。

写真家ソール・ライター展 
写真は撮るのも好きですが、展示会を観るほうがもっと好きです。キレイすぎる完璧な写真よりも、日常のズレたような視点や、一瞬の奇跡の光をみせてくれるような写真に心をつかまれます。

ソール・ライターは、1950年代からニューヨークで第一線のファッションカメラマンとして活躍しながら、1980年代に姿を消してしまいます。再び脚光を浴び、映画「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」も公開されました(見逃しました涙)

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しっとりとしたカラフルな色、たくさんの傘のモチーフ、帽子、雨や雪、高架下の労働者の映像。撮影された写真は、全てソール・ライターが住むNYの下町。写真を勉強したことも、構図も光の加減も何も知らない私ですが、なぜか良いと思う写真には共通点があるような気がします。カタログ撮影の写真とは対極にあるもの。人に撮ってもらう「きちっとした」ポートレートとは対極にあるもの。何か、理論や学習とはかけはなれたところにあるものって、言葉にはならないけれど・・気持ちにそっとよりそってくるものなのかも。

モノクロの写真、カラーの写真、そしてヌード写真がどっさり。アーティストと女性って切っても切り離せないんでしょうね・・。何故か女性アーティストには男性ってあまり出てこないし笑

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そして、作品の上の方にさらっと記載されている、言葉が・・なんだかイイ。

幸福は人生の要じゃない、それ以外のすべてが人生なんだ

雨粒に包まれた窓の方が、私にとって有名人の写真より面白い

重要なのは、どこである、何である、ではなく。どのようにそれを見るかということだ。

写真家からの贈り物は、日常で見逃されている美を時折提示することだ。

神秘的なことは馴染み深い場所で起きると思っている。なにも、世界の裏側まで行く必要はないんだ。

自分の視点を表現している人、どんな形であってもそれは相手に必ず伝わるものなのだな。写真、作品、言葉、なんでもそう。様々な作品をみていくと、本当に「正しい美」というのもは無いものだ、と思います。心に訴えかけられればそれは「美」であり、エネルギーなんでしょうね。写真展の半券提示で、5/20~6/2の期間に特別上映される映画「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」が1000円で鑑賞できるとのこと!なんとか時間作って行ってみようと思います。

関連情報:
写真家ソールライター展 (6/25まで開催)